採用条件が違って徒労に終わる

私が大学卒業した直後の話です。私は大学卒業のタイミングで未だに就職先が決まっていませんでした。どうしようと焦る反面で中途半端に妥協したくないと思いました。だから就職浪人してアルバイトをしながら就職活動をして内定を勝ち取ろうと心に決めました。

就職先と当座のアルバイト先を同時に探しながら、就職活動に影響が出ないように時給制やシフト勤務ではないアルバイトを探しました。ある日無料の求人雑誌を見ていたら完全歩合のアルバイトを見つけました。それは冠婚葬祭場のチラシをポスティングして回るアルバイトでした。

私は早速冠婚葬祭場に電話連絡をしました。そして面接の日時を決めて電話を切りました。そして面接の当日私は時間より少し早めに面接会場の冠婚葬祭場に着いて到着した旨の連絡を当日するようにと言われていたので連絡をいれてロビーで待つようにと指示を受けてロビーで待っていました。しかし言われていた面接の時間になっても私のもとには誰も来ません。おかしいな? と思っていたら私の方にスーツ姿の男性が来ました。「私は連絡をした○○です。」と伝え面接の場所に移動しました。

場所は冠婚葬祭場の中のレストランの一角でした。私はアルバイトの面接の基本通り一礼をしてカバンの中から履歴書を出し担当の人に私着席しました。すると直後から担当の人は不思議な顔をして私を見つめます。そして一言私に向かいこう言いました。「えっ?あなた男なの?」私はキョトンとしました。すると担当の人は席をたち何処かに行ってしまいました。

数分後放置されていた私のもとに担当の人は帰って来ました。すると私に一冊の求人雑誌のページをめくりこう言いました。「いやぁ求人雑誌に出す募集広告間違えてね」と笑いながら言いました。話を聞くと、本来二冊の求人雑誌に別々の求人募集広告を出す予定が取り違えたと。担当の人は申し訳ないと言った後に更に私に話しました。

「で、今回あなたが連絡をくれた求人は女性限定なんだよね。男性向けの募集はこちら」と見せてくれたのには正社員募集と書いてあり、勤務内容は葬儀に関することに限るとありました。私は唖然として何も言えずにいると担当の方は私に一言。

「でさぁその格好はダメだよね」確かに私はこの場にノーネクタイそしてジーパン姿でいました。しかし私はこの冠婚葬祭場に正社員募集の面接にきたのではなく、そちらが出したアルバイト募集の求人広告を見てアルバイト採用をお願いしに来たのです。なのにいつの間にか私は非常識な格好で正社員募集の面接にきたダメな男として面接担当にお説教を受けたのです。

私はいやいやと反論しようとしましたがどうせ採用されないのはこの時点で明白だったので、反論するのが面倒くさくなり黙って聴いて落ち着いた所で席を立ち帰ることにしました。

結局話は最後まで一切噛み合うことなく面接は終わりました。面接の最後に「履歴書持ち帰りますか?」と言われましたが既に赤ペンで何かを書かれているし、そもそも履歴書の再利用なんてできるわけないので私は結構です処分しといて下さいと言いました。そして席を立ち帰る時に「まぁ頑張りなさい」と笑いながら言われた私は無視して帰ってやりました。

冠婚葬祭場を出てから絶対私や身内に冠婚葬祭場を使う出来事があっても絶対ここだけは使わないと心に誓い帰り道を歩きました。確かに女性のみの募集でも女性限定とか書いたら求人広告を載せない雑誌やサイトがあると聞いたことはありました。けど私は書いても良いんじゃないかなとこの出来事があって以来思うようになりました。そしてこの出来事はこちら側に非はないのにまるでこちら側が全て悪いかのように言われたことは腹が立ちました。